「FM三重」みんなでエジカルレディオキューブSDGsアクトin イオンモール鈴鹿(2024年9月23日)」に、朴 恵淑「東洋紡楠リノベーションセンター(TRC)」顧問が代田和也アナウンサー・清田のぞみアナウンサーと共にパーソナリティをつとめました!

2024年9月23日の午後1時から7時までに、イオンモールモール鈴鹿で開催された「FM三重」みんなでエジカルレディオキューブSDGsアクトin イオンモール鈴鹿」に、朴 恵淑「東洋紡楠リノベーションセンター(TRC)」顧問は、代田和也アナウンサー・清田のぞみアナウンサーと共にパーソナリティをつとめました。

「FM三重」は、2030年の持続可能な開発目標(SDGs)の達成及び2050年の脱炭素(カーボンニュートラル)社会三重創生のために、三重県の産官学民との緊密な連携を図るプラットフォームとして、「FM三重」みんなでエジカルレディオキューブSDGsアクト」活動を積極的に行なっています。会場には、参加者が持ち寄ったペットボトルのキャップが集められ、UNICEFを通じて、開発途上国の子供達の命を守るワクチン供与の財源として有効活用される活動も行われていました。
近年の人間の体温を上回る猛暑や大型台風の来襲による甚大な被害をもたらす地球温暖化による気候危機への対応に積極的な取り組みを行なっている三重県の企業、団体の代表者と関係者をゲストとして迎え、三重県の持続可能な循環型社会(サーキュラーエコノミー)・脱炭素社会(カーボンニュートラル)創生に向けて、大勢の参加者と共に学び、実践するSDGsアクトイベントでありました。

オープニングにおいて、朴 恵淑「東洋紡楠リノベーションセンター(TRC)」顧問は、国連気候変動枠組条約締約国会議(UNFCCC COP)に長年参加している経験を踏まえ、世界の動向を踏まえた三重県との連携からなる、グローバルとローカルを繋げる「グローカル三重モデル」創生について言及しました。2015年9月の国連持続可能な開発サミットにおいて国連持続可能な開発目標(SDGs)の採択、その後の国連気候変動枠組条約締約国会議の動向、2024年11月にアゼルバイジャンで開催予定の国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)など、世界の動向を踏まえた、三重県の歴史文化から学ぶ、三重県がトップランナーとして貢献できる、持続可能な循環型社会・脱炭素社会に向けた「三重モデル」創生に大きな期待が持たれるビッグイベントであると話しました。

国連持続可能な開発目標(SDGs)の達成度(2024年)の評価において、日本は、世界の167ヵ国のうち、総合評価において18位となっていますが、最低評価である深刻な課題があると評価されているSDGsの5つの課題として、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」、目標12「つくる責任、つかう責任」、目標13「気候変動に具体的対策を」、目標14「海の豊かさを守ろう」、目標15「陸の豊かさも守ろう」が挙げられていると話しました。

三重県は、日本のSDGs達成に向けて最低評価となっている5つの課題のすべての解決のための取り組みが、すでに2000年前の弥生時代、1000年前から営んでこられたことから、三重県こそ「SDGsの聖地」と言われても過言ではないと強調しました。ユネスコの世界遺産に登録されて20周年となる熊野古道は、祈りと再生の道として、自然と人間との共生を図り、陸の豊かを守る貴重な文化遺産であり、また、鳥羽と志麻の海女文化は、人間と自然との共生を図る生業の原型として、海の豊かを守り、女性の生きる力が輝く地域であり、気候変動に具体的対策を講じる、つくる責任とつかう責任を果たす術がすでに活かされていることから、SDGsの達成のためには、三重の歴史と文化について学び、次世代に繋げる使命が求められていると強調しました。

続いて、三重県のSDGsのトップランナーとして取り組んでいる企業の代表者との懇談とライブ公演が行われました。特に、持続可能な循環型・脱炭素型ライフスタイルに向けた、産官学民の緊密な連携による環境・SDGs・脱炭素社会創生のためのプラットフォームとなる「三重グリーン購入ネットワーク(三重GPN)」会員である、(株)アサプリの松岡祐司代表とのトークが行われました。全社員の幸せを追求する、お客様のお役に立つことを掲げる経営理念および行動方針としての成長と貢献が紹介され、企業の社会的責任(CSR)を果たすことはもちろんのこと、地域社会の共有価値創生(CSV)のトップランナーとしてのビジョンに大きな期待の持たれるトークとなりました。

最後に、朴 恵淑「東洋紡楠リノベーションセンター(TRC)」顧問と代田和也アナウンサー・清田のぞみアナウンサーとのエンディングトークとして、気候危機によるエネルギー危機の顕在化が懸念されることから、地球温暖化対策の緩和と適応の両輪の対策と共に、化石燃料に依存しない再生可能エネルギーの拡大、私たちの身近な生活での省エネ活動の実践、次世代の人材育成が最も求められる時代であることに気づき、地域の産官学民との緊密な連携による持続可能な地域づくりとして「三重モデル」の創生、実践が必要不可欠であることが強調され、成功裏に終えることができました。

「FM三重」みんなでエジカルレディオキューブSDGsアクト」は、三重県の持続可能な循環型社会創生・脱炭素社会創生に向けて、三重県の産官学民の緊密な協働による「三重モデル」の構築およびさらなる発展的展開を図る情報提供の場、学習の場として、今後も継続して開催されることを期待しています。