「GPN(グリーン購入ネットワーク)設立30周年記念シンポジウム;調達(消費と生産)で切り拓くサステナビリティの未来〜ともに描く、共通価値」に参加し、「GPN」関係者との緊密なコミュニケーションを図り、「三重GPN」の積極的なアピールを行いました!

2026年2月10日(火)の午後2時から7時までに、JPタワーホール&カンファレンスホール1・2において開催されました、「GPN(グリーン購入ネットワーク)設立30周年記念シンポジウム;調達(消費と生産)で切り拓くサステナビリティの未来〜ともに描く、共通価値」に参加し、「GPN」関係者との緊密なコミュニケーションを図り、「三重GPN」の積極的なアピールを行いました。「三重GPN」からは、朴 恵淑三重GPN代表幹事/小西 凌三重GPN事務局/(株)ヨシザワの吉澤 健代表取締役社長/(株)ヨシザワの別所雅也氏/(一社)M-EMS認証機構の奥山哲也監事が参加しました。

第1部の冒頭に、梅田 靖「GPN」会長から、「GPN」設立30年を迎え、過去の成果と課題を踏まえ、現在の充実な役割に活かし、未来へのビジョンを示す、「GPN」の発展的飛躍のターニングポイントとなることを願いたいとの開催挨拶がありました。「GPN」は、グリーン購入が環境配慮型製品の市場形成に重要な役割を果たし、市場を通じて環境配慮型製品の開発を促進し、持続可能な社会の構築に極めて有効な手段であるという認識のもと、1996年2月に設立し、グリーン購入の取り組みを促進して来られたことが言及されました。

来賓挨拶において、上田康治環境省環境事務次官による来賓挨拶と、小池百合子東京都知事からのビデオメッセージがありました。近年の地球温暖化による体温を上回る猛暑が続き、豪雨や豪雪によって命に関わる甚大な影響を受けている日本をはじめ世界各国は、気候危機への対策を真剣に考え、産官学民との緊密な連携による「緩和」と「適応」の戦略を練り、一丸となって実践しなければならない状況を踏まえ、「GPN」は、調達(消費と生産)で切り拓くサステナビリティの未来を共に描き、共通価値を生み出す、持続可能な社会創生のプラットフォームとしての役割に大きな期待を寄せていると語りました。

続いて、竹ケ原啓介政策研究大学院大学教授からの基調講演「一歩進んだサステナビリティの実現へ〜変容する課題、変革する行動」が行われました。2030年の持続可能な開発目標(SDGs)の達成、循環型社会創生(サーキュラーエコノミー)、2050年の脱炭素社会創生(カーボンニュートラル)などの国内外の状況を踏まえ、政府の「GX2040ビジョン」に基づくGX(グリーントランスフォーメーション)市場創出の背景と戦略、GX市場創出に向けた取り組み、GX市場創出におけるグリーン購入の役割と期待、GX市場創出・拡大、グリーン購入への期待と課題など、GX市場か求められる背景や取り組みを促す様々な施策、「GPN」への期待として、率先調達によるGX技術、製品の普及への期待、脱炭素社会創生(カーボンニュートラル)、ゼロカーボンシティへ加速への期待を述べました。

さらに、「GPN」の深津学治事務局長による「GPNの歩み」の報告が行われました。1996年2月の設立から30周年を迎えた今日に至る「GPN」の活動紹介、全国の6つの地域GPNとの緊密な連携による活動の拡大を通じて、時代を先取るグリーン購入活動を積極的に行っていることを強調しました。

引き続き、2050年カーボンキュートラル達成に向け、次の10年で社会・企業が取り組むべくことおよびカーボンニュートラルに向けた調達を通じた協働をテーマに、パネルディスカッションが行われました。「GPN」の深津学治事務局長をコーディネーターに、梅田 靖「GPN」会長/竹ケ原啓介政策研究大学院大学教授/富士通株式会社の永野友子氏/(株)ニューラル夫馬賢治氏/GX推進機構の重竹尚基氏がパネリストとして活発な討論が行われました。パネリストからは、2015年の国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)でのパリ協定の締結および持続可能な開発目標(SDGs)の採択から10年が経過した今日において、環境問題の深刻化や社会課題の顕在化に伴い、企業や団体に求められるサステナビリティは進化し続けているなか、課題解決手法の一つとして「調達」のあり方に注目が集まっていることを指摘しました。次の10年を見据えた、もう一歩先のサステナビリティ、産官学民による協働と共創を紡ぎ出すことが求められていることから、今回の「GPN30周年記念シンポジウム」がターニングポイントとなることへの大きな期待が述べられました。

閉会挨拶において、伊坪徳広「GPN」副会長は、「GPN設立30周年記念シンポジウム」を通じて、これまでの30年の成果をさらに発展させるのはもちろんのこと、課題解決に励み、次の10年、30年に繋げられる貴重な時間であったことを述べ、産官学民との緊密な連携によるさらなる発展を願いたいと閉会挨拶で締めました。

第2部の懇親会において、山本良一「GPN」初代会長で、東京大学名誉教授による来賓挨拶が行われました。21世紀を生きる人間を含む生き物の生存を左右する環境問題の解決に全力で取り組みことは必要不可欠であり、主に人間の経済活動に起因する近年の地球温暖化に伴う気候危機への対応は、全人類の共通の課題であると共に、実践的取り組みによってのみ解決されることから、「GPN」関係者は、調達(消費と生産)で切り拓くサステナビリティの未来を共に描き、共通価値を生み出すムーブメントが必要不可欠であることを改めて再認識し、みんなの力で成し遂げることを切に願いたいと力強く述べました。

続いて、6つの「GPN」地域ネットからのアピールが行われ、「三重GPN」は、5名の参加者全員によるアピールを行いました。朴 恵淑「三重GPN」代表幹事は、2003年に設立された「三重GPN」は、三重県の産官学民との緊密な協働によるプラットフォームの役割を担っており、特に、2023年4月からの組織改変に伴い、「三重GPN」のHPの充実化を図ることで「三重GPN」活動の見える化に全力で取り組んでいることを強調しました。また、「三重GPN」事務局は、大学生・大学院生・留学生が中心となって活動していることによって、次世代人材育成および次世代へのバトンを繋げる機能強化についても重大な役割を担っていると強調しました。さらに、2025年度の最も顕著な活動成果として、「三重GPN」書籍出版について、書籍を見せながら紹介しました(『持続可能な循環型・脱炭素社会へ〜三重グリーン購入ネットワーク(三重GPN)の挑戦』朴 恵淑編著、風媒社、306ページ、2025年12月31日発行)。参加者からは、書籍出版に至った経緯、「三重GPN」会員への協力呼びかけのあり方、書籍出版の反響などについて聞かれるなど、多くの反響を得ることができました。

「GPN設立30周年記念シンポジウム」を通じて、「三重GPN」は、環境・経済・社会の調和の取れた、持続可能な三重創生のための産官学民の緊密な連携を図るプラットフォームとしての「三重GPN」の社会的責任(CSR)を果たすことはもちろんのこと、三重の共通価値の創造(CSV)に貢献しなければならないことが再認識できた、大変重要な機会となりました。「三重GPN」は、誰一人取り残さない持続可能な三重創生のために、1+1は単なる2ではない、無限のスケールメリットが期待される強みを活かして、さらなる発展的展開を積極的に行います。