国立大学法人三重大学・中部電力株式会社との共同事業「2024年度エネルギー環境教育」の意見交換会を行いました!

2025年3月14日に、国立大学法人三重大学・中部電力株式会社との共同事業「2024年度エネルギー環境教育;三重大学生・大学院生・留学生を対象とするエネルギー環境教育〜持続可能なカーボンニュートラル社会三重創生のための次世代グローカル環境・SDGs人材育成〜」の成果をまとめた「2024年度エネルギー環境教育成果報告書」および中部電力株式会社の「2024中部電力グループ環境コミュニケーションブック」を用いて、成果と課題、今後のあり方について、活発な意見交換会を行いました。

中部電力株式会社からは、総務・広報・地域共生本部環境グループの桑原一孝グループ長、内藤修久課長、水谷容子副長が出席され、国立大学法人三重大学/三重グリーン購入ネットワーク(三重GPN)からは、朴 恵淑三重大学地域イノベーション学研究科客員教授/三重GPN代表幹事、安部大樹三重大学人文学部特任助教/三重GPN事務局、陶 鋭意三重GPN事務局、孫 マン三重GPN事務局メンバーが参加しました。

まず、「2024中部電力グループ環境コミュニケーションブック」について意見交換会を行いました。中部電力グループ事業活動と環境について、大変よくまとめられた報告書であることが話されました。エネルギー供給側としての中部電力の環境基本方針、脱炭素社会の実現に向けた2050年までのCO2排出量のネットゼロへの挑戦、原子力発電、再生可能エネルギー、地熱発電、木質バイオマス発電の取り組み、送配電事業の取り組み、DXとサステナビリティ、生物多様性に配慮した事業活動、自然との共生を図る、気候危機とエネルギー危機への対応として、緩和と適応の取り組みなどについて詳細に記述されていることが高く評価されました。持続可能な循環型社会を目指す、サーキュラーエコノミーの3R + Rについて活発な意見交換が行われました。イラストの表現については、中部電力株式会社の時代を先取る戦略および積極的な取り組みについて、より多くの方々に視覚的に伝えるための工夫などについて、積極的な提案が行われました。中部電力株式会社の社会貢献として、次世代の人材育成および社内の環境教育、法令対応の徹底などについて、活発な意見交換が行われました。

また、桑原一孝グループ長による、「エネルギーと環境」について、国内外のデーターに基づく説明が行われました。国内のエネルギー基本計画の動向による、原子力発電、再生可能エネルギー、火力発電など、エネルギーミックスおよび電気を安定的に送るための仕組みなどについて重要な学習機会となり、活発な意見交換が行われました。

続いて、国立大学法人三重大学の西村訓弘特命副学長/教授と朴 恵淑地域イノベーション学研究科客員教授による「2024年度エネルギー環境教育成果報告書」について、朴 恵淑客員教授による説明が行われました。第1部は2024年度エネルギー環境教育の成果報告、第2部は環境・SDGs・持続可能な循環型社会(サーキュラーエコノミー)・脱炭素社会(カーボンユートラル)創生のための講演会・シンポジウム・懇談会・イベント企画と実施(学内・三重県・国内)内容が網羅されており、第3部では国際活動内容、第4部は受賞・感謝状授与、第5部は国立大学法人三重大学と中部電力株式会社の共同研究の「エネルギー環境教育」関係者との意見交換会、第6部は「エネルギー環境教育」のさらなる発展的展開のための戦略について記述されていることが報告されました。

さらに、2025年10月の発行を見込んでいる書籍出版について紹介が行われました。テーマは、「持続可能な循環型社会・脱炭素社会三重創生と三重グリーン購入ネットワーク(三重GPN)」(案)となり、「三重GPN」事務局および「三重GPN」の会員である、5社の企業と2つの行政が執筆を行い、各組織の基本方針に基づく環境活動の紹介、SDGsの達成のための取り組み、持続可能な循環型社会および2050年の脱炭素社会創生に向けた取り組みなど、幅広い環境活動内容に構成されることを説明し、活発な意見交換を行いました。本書籍出版を通じて、持続可能な21世紀のトップランナーとしての三重県の行政、企業、大学、民間組織など、各々の組織の強みをさらに強く、弱みを補える機会として活かすべく、より戦略的な取り組みを行うことが話されました。

最後に、国際青少年SDGsテーマ研修サマーキャンプ/ボランティア活動について、「三重GPN」事務局の陶 鋭意さんと孫 マンさんから提案が行われました。対象は、日中友好交流およびSDGsなど環境活動に熱心な中国の中高生と大学生を対象に、夏休み、または、冬休みの期間中に、1週間程度行うこととし、特に、中部電力株式会社との協働による「エネルギー環境教育」を中心とする企画を述べました。エネルギーに対する基本的な学び、発電所見学を中心とする体験型エネルギー環境学習を通じて、エネルギー供給側と消費側との緊密な連携による、創エネ・蓄エネ・省エネについて考え、実践することで、21世紀を担う即戦力となれる環境人材育成の企画について、活発な意見交換を行いました。本研修会の参加者には、修了証を授与するなど、インセンティブを与えることについても意見交換を行いました。中部電力株式会社と国立大学法人三重大学との緊密な連携によって、日本のみならず、中国などアジア諸国からの国際環境人材育成の成功事例となれるよう、今後、引き続き、意見交換を行いながら進めることとなりました。

国立大学法人三重大学と中部電力株式会社の関係者による緊密な連携によって、相互のWin-Winの関係の更なる発展的展開が大いに期待できる、大変有意義な意見交換会でありました。