「東洋紡楠工場跡地」の見学及び意見交換会を行いました!
2024年1月22日に「東洋紡楠工場跡地」の見学及び意見交換会を行いました。「東洋紡楠リノベーションプロジェクト」を担う(株)久喜紋七商会の役員で(株)伝七ステーションの代表取締役の松浦有楽CEO及び、東洋紡楠工場の担当者とで、東洋紡楠工場跡地の見学及び意見交換会を行いました。
「東洋紡楠リノベーションセンター(TRS)」は、2023年4月1日から三重大学総合研究棟II 303号室において設立され、顧問には、朴 恵淑三重大学地域イノベーション学研究科客員教授・WHOアジア太平洋環境保健センター(WHOACE)初代所長が就任しています。「東洋紡楠リノベーションセンター(TRS)」は、日本の近代産業革命のトップランナーとなった「東洋紡楠産業跡地」を拠点とし、国連持続可能な開発目標(SDGs)の達成のための産官学民とのグローバル・パートナーシップによるSDGs拠点としての役割及び、21世紀の地球・地域の最大課題となる地球温暖化問題の解決のための脱炭素(カーボンニュートラル;CN)社会創生の役割を担う戦略的センターとなります。
「東洋紡楠工場」は、四日市市楠地区に東亜紡織楠工場と共に立地している東洋紡績株式会社の毛糸工場で、四日市市内の東洋紡績三重工場と統合して東洋紡三重楠工場となり、1934年1月に東洋毛織工業として創立され、1935年10月に近代羊毛工場として操業を開始して1942年4月に東洋紡績株式会社の楠毛糸工場となった産業文化遺産であります。
「東洋紡楠産業跡地」のリノベーションにおいて、次の5つの柱からなる戦略的プロジェクトを行う企画のもと、本格的な取り組みが始まることから、現地見学及び関係者との意見交換会を行いました。
(1)日本庭園を基軸とする、インバウンド観光の拠点となる「東洋紡楠業
跡地」内の宿泊・レストランなどの設備を行う。
- 再生可能エネルギーのトップランナーとして拠点を構築する。
- 三重県のみならず、日本、韓国、中国、東南アジアなどを繋ぐ「東洋紡
楠グローカルSDGs・CN人材育成プラットフォーム」として、ローカルとグローバルを繋ぐ次世代を担う人材育成の拠点としての役割を担う。
- 国連の環境会議及び国際会議場として、三重県唯一の「東洋紡楠国際
会議場(MICE)」としての役割を担う。
- 日本の近代産業革命の主役である「東洋紡楠産業跡地記念館」の設置及
び、三重県四日市の伝統産業の萬古焼の文化を守り、国内外へアピールできる
「東洋紡楠萬古焼体験・文化館」の役割を担う。
「東洋紡楠産業跡地」のリノベーションプロジェクトの成功に向けて、引き続き、見学及び意見交換会を重ねることとなりました。三重県内に留まるだけではなく、世界に向けて、持続可能な開発の成功事例の創生、次世代人材育成のためのSDGs及び脱炭素(カーボンニュートラル)社会創生のプラットフォームとして、短期的・中期的・長期的戦略のもと、産官学民とのグルーバル・パートナーシップによって進めることとなりました。