「三重学」出版

朴 恵淑編著 / 平成29年3月30日 
A5判上製 359ページ

「三重学」が目指すもの/「序章」から(朴 恵淑著)

2016年5月の「伊勢志摩サミット」及び「桑名ジュニアサミット」(4月)の開催によって、三重県の知名度は国内だけでなく、世界へ広く知られることとなりました。 この好機を活かし、三重県の悠久の歴史、多様な自然環境 や風土、社会、文化について知り、次世代へ繋げ、発展させることが求められています。 三重大学地域ECOシステム研究センクーは、三重大学の人文社会科学、自然科学、工学、医学分野の研究者はもちろんのこと、ア ジア・太平洋地域の韓国、中国、 モンゴル、極東ロシア、タイ インドネシア、 アメリカの大学などの研究者との国際共同研究を通じて、学問横断的総合研究をおこなっています。同時に、地域に根ざし、世界へ通用するグローバル人材育成のための持続可能な開発のための教育(ESD)の展開や ユネスコスクール活動、行政や企業、NPOとの連携による三重県の課題解決に向けた政策提言をおこなうシンクタンク的役割なと、さまざまな活動をしています。 三重に学ぶ「三重学」の確立は、本研究センターの大本命でもありますが、「伊勢志摩サミット」開催のような時代の流れを汲み、産官学民の連携による持続可能な三重創りのため、「三重学」を出版することとなりました。

中略


本書は、多岐にわたるテーマを網羅していることから、産官学民の各界から42名の執筆者(機関)が関わっています。本書が、三重県について学ぶ、三重県を発展させるための有効なツールとなり、また、地域の強みを活かし、弱みを補う「地域学」として役立つことを切実に願っています。

「三重学」目次

    


「三重学」執筆者(執筆順)