「アクア・ソーシャル・フェス in 松名瀬 2016(秋)」を開催

2016年10月30日

地域ECOシステム研究センターと環境ISO学生委員会主催の「「アクア・ソーシャル・フェス in 松名瀬 2016(秋)」が、伊勢湾最大の干潟である松名瀬海岸で10月30日に行われました。
5月14日に「伊勢志摩サミット」応援事業として実施した活動の継続事業として、地域住民や企業、メデイア、松阪市、三重県、三重大学、トヨタのアクア・ソーシャル・フェス事業と連携して、三重県初のラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)への登録を目指した活動の一環として、220名が集まり、海岸清掃と干潟の生物多様性学習を実施しました。日本初のラムサール条約登録湿地は釧路湿原(1980年5月)が最も知られており、東海地域では愛知県の藤前干潟(2012年11月)などが登録されているが、三重県の登録地はまだありません。

20161030_アクア・ソーシャル・フェス in 松名瀬 2016(秋) (2)_R_R挨拶する朴 恵淑センタ−長

主催者を代表して、朴 恵淑センター長は、海岸線の総延長が1,000Kmを超える三重県において、伊勢湾最大の干潟として、生物多様性の宝庫である松名瀬を、自然と人間の良好で持続可能な地域創りのモデル地域として、三重県初のラムサール条約登録を目指し、定期的な清掃活動や次世代を担う子どもへ生物多様性保全の環境学習の場として活かし、自然を守りながら地域活性化を図る新しいパラダイムの実践地域とさせるべく、皆の力で進めることを呼び掛けました。川喜田 久三重トヨペット社長や小林千三伊勢新聞社長からの挨拶の後、小西伴尚三重中高の教諭による松名瀬の生物多様性の特徴について紹介があり、竹上真人松阪市長からの応援メッセージがありました。

20161030_アクア・ソーシャル・フェス in 松名瀬 2016(秋) (1)_R_R 20161030_アクア・ソーシャル・フェス in 松名瀬 2016(秋) (4)_R_R
 干潟での生物多様性学習                       海岸清掃活動

その後、砂浜の漂着ゴミなどを拾い集め、生物多様性学習では、三重中高の科学技術部と環境ISO学生委員による干潟に生息する貝やカニなどの水生生物の観察会が行われました。このような活動は、これからも継続して行いますので、多くの参加を期待しています。

20161030_アクア・ソーシャル・フェス in 松名瀬 2016(秋) (3)_R_R参加者一同