「ポストサミットin 三重2016」ユース国際会議を
開催しました

2016年08月6日、7日

8月6日(土)、7日(日)、情報科学館など各所にて、ポストサミットin三重2016が開催され、およそ世界10カ国から100名の若者が参加しました。この国際会議では、「ジュニアサミットin 三重」(4月22日から28日に開催)、「ジュニアサミットin くわな2016」(4月24日開催)と、「伊勢志摩サミット」(26日から27日に開催)で得られた成果について、若者が考え、国内外に向けて宣言をしました。また、アジア・太平洋地域のサステイナブルキャンパス国際会議(ACCS) のサマーセミナーも同時に開催し、持続可能な開発のための教育(ESD)を通じた国際交流行事を実施しました。

三重大学は、平成26年度に文部科学省の持続可能な開発のための教育(ESD)推進事業に採択され、「三重ブランドのユネスコスクールコンソーシアム」事業を展開して、3年目となります。ESDの拠点としてさらなる展開を遂げるべく、今回の「ポストサミットin 三重2016ユース国際会議」では、「ジュニアサミットin くわな2016」や「伊勢志摩サミット」をきっかけにして、環境とエネルギー、食と文化、男女共同参画、観光産業、国際化とポストサミット三重国際ユースネットワークの構築・運営の5つのテーマについて議論しました。

8月6日は、フィールドワークを行い、(株)中部プラント多気バイオパワーの見学、中部電力(株)川越火力発電所とテラー46の見学、四日市公害と環境未来館の見学を行いました。

(株)中部プラント多気バイオパワー

四日市公害と環境未来館

中部電力(株)川越火力発電所とテラー46

8月7日は、ワールドカフェ形式の分科会、ポストサミット三重ユース宣言、記者発表、環境コンテスト表彰式などが行われました。開会式において、駒田美弘学長、野田昭彦文部科学省国際統括官付補佐、渡邊信一郎三重県副知事、佐藤直樹京都大学副学長(CAS-Net JAPAN 会長)、金 允海韓国海洋大学校総長(職務代行)、譚 洪衛中国同済大学緑色建築及び新エネルギー研究センター長による挨拶がありました。続いて、朴 恵淑人文学部教授(地域ECOシステム研究センター長・CAS-Net JAPAN副会長)による記念講演、中村隆行福島工業高等専門学校長(CAS-Net JAPAN代表幹事)による基調講演が行われました。

駒田美弘学長による挨拶

野田昭彦文部科学省国際統括官付補佐の挨拶

渡邊信一郎三重県副知事の挨拶

佐藤直樹京都大学副学長(CAS-Net JAPAN 会長)
の挨拶

金 允海韓国海洋大学校総長(職務代行)の挨拶

譚 洪衛中国同済大学緑色建築及び新エネルギー研究センター長の挨拶

午後からは、日本語と英語による分科会がワールドカフェ形式で行われ、参加者は、5つのテーマについて廻りながら討論を行い、テーマ毎の発表を行いました。そして、参加者全員による「ポストサミットin三重2016」ユース宣言(日本語・英語)をし、国内外へ発信をしました。
また、環境月間の6月に三重県内の小中高大学生を対象に1270点の作品を募集し、その中から選ばれた、環境ポスター、標語、エコアイデア部門別の表彰式を行いました。最後に、朴 己煥韓国世宗大学校電子情報通信工学部長及び、三上 隆北海道大学副学長(CAS-Net JAPAN副会長)による講評がありました。

ポストサミット三重ユース宣言(日本語・英語)

参加者全員の記念撮影