「亀山学」出版
A5判上製 240ページ
いまなぜ「亀山学」なのか/「はじめに」から(朴 恵淑著)
「亀山学」は亀山市の過去を知り、現在を理解し、未来を創る有効なツールとなる地域学です。「亀山学」を通じて、身近な地域について考え、行動することで人々の輪が日本全国や世界へ広がり、地球市民としての自覚とノウハウが地域へフィードバックでき、持続可能な亀山づくりに貢献できることを期待しています。「亀山学」は、次の三つの基本理念に基づく、人づくり、地域づくり、未来づくりの理論的根拠及び実践的手段となります。 (1)持続可能な開発のための教育(ESD)実践による人づくり学校教育及び生涯教育における持続可能な開発のための教育(ESD)による人づくりをおこないます。ユネスコスクール活動の活性化によって、環境教育、エネルギー教育、防災教育、生物多様性教育、気候変動(地球温暖化防止)教育、国際理解教育、文化遺産教育、その他(平和教育、人権教育など)を積極的におこない、地球規模で考え、地域で行動できる、グローカル人材を育成します。 (2)成熟した市民ガバナンスによる地域づくり 成熟した市民ガバナンスによって、豊かな自然を守りながら経済との調和が図られる持続可能な社会、伝統文化が守られ、幸せを感じられる地域づくりをおこないます。 (3)認識共同体による協働型未来づくり 産官学民のステークホルダーとの認識共同体による協働型未来づくりをおこないます。市民・行政・事業者の三位一体の協働システムによって、地域に根ざし、世界へ通用する亀山らしい未来づくりを目指します |
「亀山学」目次
はじめに…………いまなぜ「亀山学」なのか 朴
恵淑 第1章…………「亀山学」のススメ 櫻井義之 第2章…………亀山の歴史・産業 交通と産業の発展からみた亀山の歴史 香川雄一 「世界の亀山モデル」の液晶テレビ工場 シャープ株式会社亀山工場 第3章…………亀山の自然環境 亀山の地形・水文・気候環境 谷口智雅・宮岡邦任・朴
恵淑 亀山の自然環境を守る産官学民の連携 松村直人・朴
恵淑 第4章…………亀山の生活環境 亀山のエネルギー環境・廃棄物対策 山村直紀 亀山の生活環境をつくるオール亀山ポイント(AKP) 山村直紀・朴 恵淑 第5章…………亀山の文化・幸福度 亀山(関宿)の文化・持続可能な福祉のまちづくり 朴
貞淑 亀山の幸福度 奥山哲也 第6章…………亀山の防災 南海トラフ巨大地震に備える―過去の震災から何を学ぶか? 川口
淳 命を守る防災行動と地域観察の視点 水木千春 第7章…………亀山の国際化・情報化 亀山市における多文化共生への展望 水木千春 亀山の産官学民の連携による国際交流 朴
恵淑・谷口智雅 亀山の情報発信 若林哲史 亀山市総合環境研究センター・亀山市民大学キラリ 朴 恵淑・坪田公兒 第8章…………亀山の地域医療 超高齢社会を楽しく生きる 内田淳正 がん検診を有効に受けるためには 竹田 寛 市民が健康でいるために 竹村洋典 シンポジウム「みんなで守ろう!
三重の医療」 朴 恵淑・伊藤正明・竹村洋典・佐々木孝治・櫻井義之・今井俊積 |