環境教育活動

三重大学と中部電力株式会社との協働による「エネルギー環境教育」が昨年度に続き、平成20年度にも実施されました。
人文学部の朴 恵淑教授を中心とする「三重大学、環境NPO法人、行政との協働によるエネルギー環境教育」、教育学部松岡 守教授を中心とする「小中学校におけるエネルギー環境教育のプログラム開発」の環境教育プログラムが実施されました。平成21年3月22日に、三重大学総合研究棟のメディアホールにて成果報告会が行われました。まず、朴教授グループの成果報告が行われ、三重大学の3R活動(レジ袋削減、放置自転車の修理による再利用、古紙から三重大ブランドのトイレット・ペーパー化)による二酸化炭素削減量およびエネルギー使用量の削減についての成果発表や三重県地球温暖化防止活動推進センターの推進員によるフードマイレージの実施成果、LED防犯蛍光灯設置による省エネルギー効果の発表、三重県環境森林部温暖化対策室員によるみえ・まるごとエコ生活運動の取り組みを発表しました。
次に、松岡教授グループの成果報告が行われ、三重大学教育学部附属小学校の取り組みとして、社会科6年生を対象とする国際連合とエネルギー・環境問題のカリキュラム開発の成果発表、伊勢市立厚生中学校による、技術科ものづくり分野のロボット制作に関する成果報告、東員第1中学校による、エネルギー有効利用のコンテストの成果発表が行われました。約100名の参加者からの質疑応答などが行われ、今後の取り組みについての活発な議論が行われました。大学、企業、住民、NPO法人、行政、小中学校との連携による実践的環境教育の実施および環境教育プログラムの開発を目指す本プロジェクトは、全国的にも珍しく、社会から高い関心が寄せられています。本プロジェクトは、平成21年度も引き続き実施されることが決まりました。